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いつかの 【4 Victories】 へ 2 - 新作小説構想


苺狩り
プロトタイプ第二弾~!
前回とのつながりは、ま~ったく意識していませ~ん。
が、正式版ではちゃんと繋ぐぞっと。それもモチ味♪


【 4 Victories 】 プロトタイプ


「ジイは、なんて言ってたの?」
「あのね。三等賞まで入ったら、ゲーム、ソフト買ってくれるって。」
「三等賞までに入れそう?」
「うーん。浩平と隆宏が同じ組だからさあ。入れるかなあ。。。」
「ふむ。浩平くんと隆宏くんは早いんだ。」
「うん。体もおっきいんだよ。僕よりも。」
「ほう。で、何人で走るの?」
「五人。」
「そっか。五人か。じゃあ、一等賞狙え。」
「え?」
「一等賞になったら、お父さんもおもちゃ買ってあげるぞ。」
「あ。う、うん。。。」

徒競走の結果を
走る前から、自信なさげにずっと気にしていた陽太。

前日の夕飯時、
息子が気に病んでいる様子を察した父の守は
こう声をかけた。
妻の愛は、二人の男の会話を
ただ静かに黙って聞いていた。
掛けるべき言葉が見あたらなかったためだろう。
一方、妹の智香は、会話に聞き耳たてることもなく
ただ一心不乱に好物の唐揚げを貪っていた。
たかが運動会徒競走。兄の話。自分には無関係だ。


翌日、運動会は晴天に恵まれた。
守は重要な客との接待ゴルフのため
参加することができなかった。

「位置についてー。。。。」

陽太はまっすぐゴールだけを見つめた。

「よーい。。。。どんっ!」

号砲が鳴るか鳴らぬか
フライングぎりぎりのタイミング。
陽太は抜群のスタートを切った。

「がんばれー。お兄ちゃん、がんばれーー。」

前夜は無関心だった智香も
声を涸らして応援した。



「どうだった?」

接待仕事を無事に終え、客を送り出したあと
ゴルフ場から出て最初のコンビニ。
守は青いレガシィを駐車場に停め
愛の携帯に電話をかけた。

「一等賞。ほぼフライング。半分ズル気味。」

愛は笑いながら答えた。

「あははは。なかなかやるじゃん、あいつ。」
「買ってあげてね。ポケモン。」
「はい。りょうかい。」

携帯を切ったあとも
笑みがこぼれるのをなかなか止められない
守だった。

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